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執筆者の写真Opa BIGONE

サンタクロースの正体は?③

更新日:1月30日

天気予報があまり芳しくなく・・・ 雨天の場合の延期の手配や中止のことも考えていた数日前・・・・


9月8日当日の

『風の村』

は、 子供たちの祈りを受け入れて 目の覚めるような青空が広がっていました。 初日は高校生たちが先に風の村入り、 遅れて中学生たちが夕方に到着予定。 参加してくれた 子供たちはおよそ16名! 職員さんも含めると20名を超えます。 それをサポートする サンタライダーは24名、 サンタライダーには、キャンプの達人がいて、 彼が「草案」から考えてくれて 多くの打ち合わせを経て タイムスケジュールにそって

第1回SSCスタート!

まずは、みんなで名札を作って 名前で呼び合えるように名札を付けることからスタートします。 このおかげでその後は 『ねぇ~~!おぱちゃん!♪』 『お~ぃ!くまちゃん!♪』 子供たちが気さくに声をかけてくれます。 先に到着した『高校生たち』 中には一番初めのサンタライダーを知っている子もいます! 相手は高校生・・・ 中々、仲良くなるには時間もかかる・・・かな? そんなときはもういきなり奥の手を使います!

『んじゃ~~~!早速ですが! バイクに乗ってみたい人っ!!!!』

隊長が声をかけると子供たちのテンションは一気に爆発! 青空の風の村に

『やった~~~っ!!』

っていう子供たちの元気な声がこだまします。


このヘルメットをかぶった子が もしかしたらこの中にいるかもしれません! そう思うだけで何とも言えない思いが 胸の中に流れます。 サンタライダーでは・・・ 安全のため、 バイクにまたがることはできても 乗せることはできません。 ましてや小さな子供たちは 乗せてあげることはできません。

『乗せて~~!乗せて~!』

とはしゃぐ子供たちをなんとかなだめ 『いつか大人になったらな!乗っけてあげるよ!』 そう言って毎年施設を後にしてきました。 高校生とは思えないほど無邪気に喜んで 小走りで着替えに行く子供たち。 その後ろ姿は この子たちが、 あの丘の上で のびのびと育ち、施設の大人たちの愛情に包まれ 素直に育った証。


さて! まずは、プロテクターやヘルメット、グローブなどの 安全装備を着用してもらって 『ちょっと窮屈だけどね・・これつけないと危ないからね!』 『うん!』


『いいかいまたがって走り出したら膝でしっかり挟んでね!』 『うん!』 バイクタンデムの注意点や乗り方を細かくレクチャーして! 子供たちの返事は素直で気持ちよく響き渡る。

さぁ!サンタキッズたち! おまたせ!大冒険の始まりだ!♪


サンタライダーは、 ベテランさんばかり! 各々、自らの子供や大切な人を乗せてタンデムの経験も豊富だが・・・・ さすがに緊張は隠せない・・・ でも、 この子たちのこの屈託のない笑顔に その固い表情もみるみる笑顔になるんだよ。 風の村から大多喜城までの、ほんのわずかな道のりだが 子供たちを乗せての旅は、秋の気配を感じるとても気持ち良い風に吹かれてた。



『怖くないかい?』 『しっかりつかまれよ!』 『楽しいかい??』 『よかった!おれも嬉しい!』 『ほら見てごらん!海が見える!』

インカムを通して聞こえる会話・・・ そんなバイク乗りとしての当たり前のコミュニケーションは、 きっと普段の日常ではあまり表現しなくなったもので 振り返ればこんな気遣いを「声」にして 大切な人に していなかった自分たちに気が付いたりする。



サンタライダーの後ろに乗った!

そんな子供たちにとっても身近な大冒険は こんな笑顔を生み出し、あっという間に 子供達との距離を近づけてくれた。 バイクタンデムというものは ある意味・・・

究極のスキンシップ




抱擁しあうのと同じ距離感で互いを信頼しあい、 「頼り」にする「守る」という形を無言で表現し通じ合う。 意思の疎通が図れれば、バイクはまるで自らが運転しているような動きをし、 すごく近い距離なのに、 シールド越しに大きな声でタンデマーと 会話をするたびに 距離感はみるみる縮まり、 いつの間にか私たちは、一心同体のような心と体のシンクロを楽しめる。

そう、これが 俺たちバイク乗りができること・・・・ 俺たちバイク乗りだからできること・・・・


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